2週間ほど時間の使い方を記録したら、自分の時間の使い方がクソだった話
表題の件です。 まあ言うほどクソではないのですが、まあ理想とはかけ離れてましたよと。
今まで僕のブログを読んだことがある人なら文体に違和感を感じるかもしれませんがご容赦ください。 文体を気にし始めると途中でブログを破棄する、または下書きのまま終わらせることがよくあるのでまずはアウトプットすることからはじめようかと。
話を元に戻します。
きっかけ
きっかけは仕事関係です。
(はてなブログを見てる人たちなら、言葉の意味が分かる人が多いと思うので説明は省きますが)僕はいわゆるWEBエンジニアで、当然コードを書くことがメインの仕事なのですが、ただでさえリソース不足、おまけに僕の場合はなんちゃってマネジメント的なアレも兼務するとなると、当然ながら自分の「コードを書く」というコアミッションからはどんどん離れていくんですよね。
気づくと「あれ?今回のスプリントでどれだけストーリーポイント消化したっけ?」みたいなこともよくあったり。 そこで時間の使い方を変えたいなーと思い、まずは状況把握ということで自分が何に対して時間をどれだけ使っているか計測し始めたのが2週間前です。
何を使ったか
まず検討したのは以下のようなツールです。
- toggl timer
- hours
- rescue time
最終的にはtoggl timerにしました。webはもちろん、iPhoneアプリ、macアプリ、chrome拡張があります。
Toggl: Time Tracking, Project Planning and Hiring Tools to Help Teams Work Better
toggl timerを使った理由は3つです。まずは「モバイルでもデスクトップでも使える」こと。 これは、外に出た時に「タイマー切り替えるの忘れてた!」という時に戻らないと切り替えられないというのが嫌だったから。
次にレポート機能が充実してること。 あとで振り返りをした時に何にどれぐらい時間をかけているかわからないと話にならないので。
タスクベースでタイマーを切り替えられること。ツールベースだとどうしても、手段ベースで時間を計測することになるんですよね。 エディタ開いたり、ターミナル開いてても、デバッグのためにやっている時とコーディングのためにやっている時がある。
そう考えた時にやっていることタスクベースでタイマーを切り替えられた方がいいかなと思いました。
あ、プラスアルファもう1つ言うなら、toggl timerはchrome拡張がめっちゃ優秀っていうのもあります。 trelloのカードとかwunderlist、todoistのtodoとか、githubのissueとか、ほとんど使わないけどsunriseの予定とかにstart timerボタンをつけてくれるんです。
そうすると、現在開いているタブからtoggl timerのタブへのスイッチコストがかからないので心理的にも負担が軽減します。
何を計測したか
僕の場合はざっくり下記のようなカテゴリを作って計測しました。
仕事
- coding・・・コーディング
- debugging・・・テストコード書くとか、動作確認するとか、バグつぶすとか
- discuss, investigate・・・議論したり、調査したり
- other・・・その他
- pr-review・・・プルリクのレビュー
- scrum-review・・・スクラムの振り返り
プライベート
- 投資・・・個人プロジェクトとか、先を見越した勉強とかそこらへん
- 消費・・・食事、家事、睡眠とか。別にやりたくてやってるわけじゃないけど、やらないと結構ヤバイよねってやつ
- 浪費・・・テレビとか×××とかyoutube見ちゃったとか。なんていうか、やって後悔するとか、時間として削りたいやつ
振り返って大事だと思うのは、あまりガチガチに分け過ぎないことなのかなーとか思います。厳密にやればやるほど、タスクをこなすときにどのカテゴリに属するか悩んじゃうので疲れます。僕はそれで何度もログを挫折してるので。。。
そうそう、個人と仕事を分けるのはワークスペースを分けるのが便利だと思います。
ワークスペースっていうと、切り替えをするのがめんどくさそうですが、ワークスペースを2つ作ってもプロジェクトを事前に作っておけばタイマーを記録するたびにワークスペースをいちいち切り替える必要がなくて、運用がめちゃ楽です。
どう運用しているか
仕事の場合、1つのスプリントが金曜から木曜なので金曜から木曜まで計測して、金曜の朝に集計して振り返りをしてます。 で振り返って次のスプリントでどういうふうに時間を使っていくか、時間の使い方について目標を設定してます。
togglだと前のスプリントや目標値との比較ができないので、別途スプレッドシートを用意してそっちを使ってます。
実際どうだったか
全部見せることができないのですが、仕事の方のあるスプリントの時のグラフを参考までに共有します。赤の部分が一番のコアミッションなので、どれだけコアミッションに時間を使えていないかは一目瞭然です。
はじめてみてよかったこと
- 自分の時間の使い方が丸裸になるので、現状把握できたことはよかったことですね。
- 時間の使い方の目標を設定すると、時間の使い方についてシビアになれるのもよかったです。
- いつも計測しなくちゃいけないので、youtubeとかfacebookとかダラダラ見ることがなくなりました。
今後の課題
- 会社の代表にも仕事の記録は見せているのですが、見せるとレポーティングの要素が強くなってしまい、半ば自主的にはじめたことがやらされ感になってしまうことは今後の課題かなと。
- 個人用の部分で、浪費が完全にはなくならないのも課題ですね。
- あと個人用については振り返りができてない。これは記録しているのにもったいないので改善の余地ありです。
まとめ
以上、僕が2週間ほど時間を記録してエグい現状がわかったっていう話でした。 読者のみなさんが何にどういう時間を使うかとかはあまり興味がないですが、もし自分の時間の使い方を改善したいとかあれば参考になればと思います。
ではではお疲れ様でしたー。
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